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2.トラブルプロジェクトの立て直しサポート
トラブルが発生しているプロジェクトの立て直しをサポートするコンサルティング・サービスです。
1.トラブルプロジェクトとは?
トラブルが発生しているプロジェクトとは、
・エンドユーザーからクレームや、不満の声が出ている
・平日は深夜まで、土日も出勤する高稼働プロジェクトになってしまっている
・ベースラインが不明瞭になっている
・スコープ定義があいまいで、追加変更が多発している
・プロジェクトチーム内での指示ミスや連携ミス等が発生している
・プロジェクトの進捗状況が管理・把握できていない
・マイルストーンの期限から遅れてしまっている
・予定していたコストを超過している など
というような症状が発生していて、「現状のままでは、プロジェクト目標の達成が困難な状況」に陥っているプロジェクトことです。
(上記の症状例が発生していたからといって、必ずしもプロジェクト目標が未達成になる訳ではありませんが、これからトラブルプロジェクトに発展する可能性があります。)
2.トラブル発生原因には、どういったパターンがあるのか?
トラブルの発生原因については実に様々な要因があります。ここでは、トラブル発生原因を理解しやすくするため、
「プロジェクト資源となるリソース(人、物、金、情報、技術など)が不足しているかどうか?」
という切り口で整理します。すると、大きく以下の2つのパターンに分類できます。
(1)「トラブル状態の原因=リソース不足」のパターン
リソース不足が原因で発生しているトラブルのパターンとは、
・プロジェクト開始時の契約時点で、不適切な条件で契約してしまっている
・人材の質(スキル・能力面)や量(人数)が不足している
・プロジェクトの資金・予算が不足している
・新しい技術を取り入れるけど、対応できる技術力が不足ている
・プロジェクト開始時から現実的ではない納期が決定してしまっている
などのように、プロジェクト資源(人、物、金、情報、技術など)の不足がトラブルの発生原因となっているパターンのことです。
このパターンのトラブルに対しては、プロジェクト・マネジメント・レベルの工夫で解決できてしまうものもありますが、「プロジェクトのスケジュールは、資源(リソース)に依存する」と言われるように、資源不足の問題を、プロジェクト・マネジメント・レベルの工夫だけで解決するには限界があります。そのため、基本的に「不足しているリソースを追加・補充する」という方向性で解決することになります。
つまり、不足しているリソースを追加・補充するために、プロジェクト資金や予算の予備を使うことになります。もし、プロジェクト資金の予備がない場合には、ステークホルダーを交えた調整や、資金調達を行うためのリカバリープラン作成等、プロジェクト状況に応じた対応が必要になってきます。
(2)「トラブル状態の原因=リソース不足ではない」のパターン
プロジェクト開始時の見積や計画時点で大きな失敗がないにもかかわらずトラブル状態となっている場合は、このパターン(2)の場合になっている可能性があります。
リソース不足ではない(=リソースが備わっている)にも関わらずトラブル状態となっているパターンとは、具体的に表現すると、「適切な契約条件に基づいてプロジェクトがスタートできていて、プロジェクト目標を達成するために必要となるリソース(人、物、金、情報、技術など)が備わっているにも関わらず、トラブル状態となっている」ということです。
プロジェクトが計画的に開始されていて、適切な社内レビューや見積等が実施されている場合は、基本的にはプロジェクト目標を達成するために必要となるリソースは備わっている状態になっているはずです。開始時には未調達のものであっても、調達資金を含めてプロジェクト予算や予備を確保していることになります。
このことから、このパターン(2)のトラブルを生み出している原因の構造としては、以下のような構造になっていると考えられます。
・「トラブルが発生していて、プロジェクト目標の達成が困難な状況になっている」
↓
・「必要なリソース(人、物、金、情報、技術など)は備わっているけど、
有効活用できていない」<原因>
↓
・「プロジェクトを管理(マネジメント)出来ていない」<真の原因>
つまり、「プロジェクトを管理(マネジメント)出来ていない」ということが、トラブルを生み出している真の原因となっている可能性が考えられます。
ここで、「プロジェクトを管理(マネジメント)できていない」という点を、もう少し具体的に表現すると、
・スコープ管理ができていない
・スケジュール管理ができていない
・コスト管理ができていない
・品質管理ができていない
・人的資源管理ができていない
・コミュニケーション管理ができていない
・リスク管理ができてない
・調達管理ができていない など
というように、「プロジェクト管理(マネジメント)に関する専門能力が必要になる分野」について「プロジェクト・マネジメントが有効に機能していない状態(≒プロジェクト管理の専門能力が不足している状態)」になっていると考えられます。
つまり、プロジェクトのマネジメントチームのマネジメント能力の不足がトラブルを生み出している真の原因だと考えられます。
以上のことを踏まえると、このパターン(2)のトラブルに対しては、プロジェクト・マネジメントの専門家(プロジェクト管理のスペシャリスト)の視点で、現状の上手く行っていないやり方や考え方を早期に見直して、「プロジェクト・マネジメントが有効に機能している状態」に改善することが、効果的な解決手段となります。
それでは、次にトラブルプロジェクトに対する、ゼロクリエイトの解決アプローチ方法について説明させていただきます。
3.トラブルプロジェクトへの解決アプローチ方法(流れ・プロセス)
ゼロクリエイトのトラブルプロジェクトへの関わり方(立場・ポジション)としては、プロジェクト・マネジメント支援を行う「プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)」の立場で、現場のプロジェクトに参画させていただきます。
(参画する立場・ポジションは、プロジェクトのニーズに応じて柔軟に対応可能です。)
プロジェクト参画後は、まず、複数のトラブルプロジェクトでの実務経験やノウハウを活用しつつ、第三者の視点で客観的にプロジェクト状況の診断・分析を行い、プロジェクト現場の視点を考慮に入れた、トラブル解決策およびプランをご提案します。
特に、プロジェクト内部からは当たり前に思えて見過ごしてしまっているような問題点や慣習であっても、プロジェクト外部の第三者の視点で、プロジェクト状況の診断・分析を行うことで、プロジェクトの問題点を発見・解決しやすくなる効果が期待できます。
その後は、プロジェクトの問題を、優先度の高いものから1つ1つ確実に解決しつつ、プロジェクトのフェーズ進行に合わせたトラブル発生の予防を継続的に行うことで、トラブル状態を立て直して、最終的には無事にプロジェクト目標を達成できるようにサポートします。
例えば、小規模のプロジェクトや、特殊な条件などがないプロジェクトであれば、プロジェクト・マネジメントに関する専門能力がなくても対応可能です。しかし、中〜大規模のプロジェクトや、達成するための難易度が高い条件が付いているプロジェクトになると、プロジェクトの成功率は低くなります。
そのため、重要なプロジェクトを確実に成功させていくためには、「プロジェクト・マネジメントに関する専門能力を備えている人(プロジェクト管理のスペシャリスト)」が、プロジェクトチームに関わっていて、適切にプロジェクトをマネジメントしていくことが必須になります。
4.過去に提供実績のあるサービスメニュー例
提供実績のある業種:金融業、通信業、サービス業
・プロジェクト診断
・プロジェクトの問題構造の分析と問題解決支援
・プロジェクトマネジメントのプロセス改善(体制・ルール・仕組み等)
・NLPを活用した人(チーム、組織、PMメンタリング等)に関する問題解決
・リカバリープランの作成支援
・トラブル解決に特化したスペシャリスト人材の提供
・PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)サービス など
※すでにエンドユーザー様(お客様のお客様)からプロジェクト管理に関するクレームが発生しているプロジェクトでも、すでに高稼働状態になっているプロジェクトでも、プロジェクトの立て直しを全力でサポートします。
トラブルプロジェクトの立て直しサポートのサービス料金体系
トラブルプロジェクトの立て直しサポートのサービス料金体系
・プロジェクト内容に応じて個別にお見積りいたします。
・ご相談、お見積りは無料サービスとなりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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